アンソロジー

ミステリ・アンソロジーV 血文字パズル
スニーカー文庫
定価 600円(税別)

死者が遺した、奇妙な手がかりを読み解け!
あの名コンビ火村と有栖が「叫び」人形の謎に挑む!〈砕けた叫び〉。
安楽椅子探偵・デュパン鮎子とその孫・ 奈緒が“風の町”の秘密を解く〈八神翁の遺産〉。
希代の銘探偵・メルカトル鮎が“5秒で解決できる事件”に仕掛けたとっておきの趣向−−〈氷山の一角〉。
渚が誕生日に出会った青年と過ごす、キュートで残酷な夏休み〈みたびのサマータイム〉。
あまりにも豪華な書き下ろしアンソロジー!! (裏表紙より)

この本を買った目的は、メルと美袋君でした。
しかし、この「氷山の一角」は少しもの足りませんでしたね。あんまり嫌みなメルが出てこないし。もっと不幸な美袋君が見たかったです。
私的には久々の作家アリス作品となる「砕けた叫び」は、いつもに比べてアリスの活躍がずいぶん報われているような気がします。 いつもはほとんどワトソン役ですから。
シリーズ番外編としては十分楽しめる作品だと思います。

「ダイイング・メッセージというのは、神聖にして厳粛な辞世の伝言なんよ。ほんまのほんまの意味は−−」
「そりゃ、判るわけありませんよ。火村だって、解けなかったでしょう?よほど条件が整わないかぎり名探偵にも解けない謎はあります。 その典型が、ダイイング・メッセージですよ」
P59 L1〜

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