福井晴敏
亡国のイージス 上・下
講談社文庫
定価 本体各695円(税別)
在日米軍基地で発生した未曾有の惨事。 最新のシステム護衛艦《いそかぜ》は、真相をめぐる国家間の策謀にまきこまれ暴走を始める。 交わるはずのない男たちの人生が交錯し、ついに守るべき国の形を見失った《楯》が、日本にもたらす恐怖とは。(上巻 カバー裏より)
こうくるか、というどんでん返しの連続でした。
読み進めていくうちにあれよあれよと話が進んでいき、物語に引き込まれ、戦闘シーンに圧倒され、気がついたら読了していました。
最初は行君にはまったんですが、「いそかぜ」を守ろうとする格好良すぎな仙石先任伍長にラブ(笑)
冒険小説好きにはたまらない小説だと思います。
国防とは何なのかと考えさせながらも、身近で大切なものを守ろうと頑張る人たちを描いていくところは、
さすが福井先生というところでしょう。
「それがおれの任務だ。だからここにいる。他の生き方を知らない」
上巻 P464 L16
* * *
手負いの獣となって、追っ手から逃げ延びてきた少年。
傷だらけの体に自動拳銃。世界を敵に回して。
その瞳にかつての自分を見た警備員は、彼を匿うことで底なしの川に引き込まれていった。
少年を追う者たちはやがてその姿を現し、風化しかけた地下鉄テロ事件の真相が封印されたこの国の亀裂とともに白日の下に曝される−。
(帯裏より)
『あそこには自由があったんだ。それに永遠も……』
『なににも縛られず、どこまでも想像の羽をのばしてゆくことができる。はね返すものがないからだろうな。海は広いから……』
P326 L11〜
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