宮部みゆき

ステップファザー・ステップ
講談社文庫
定価 本体600円(税別)

中 学生の双子の兄弟が住む家に落っこちてきたのは、なんとプロの泥棒だった。そして一緒に暮らし始めた3人。 まるで父子のような(!?)家庭生活がスタートする。次々と起こる7つの事件に、ユーモアあふれる3人の会話。 宮部みゆきがお贈りする、C・ライス『スイート・ホーム殺人事件』にも匹敵する大傑作(裏表紙より)

私が宮部作品の中で一番好きな一作です。
親に棄てられた双子と泥棒という結構深刻な設定があるにも関わらず、テンポの良い文章とあっけらかんとしたキャラのおかげで、 暗さはこれっぽっちも見られません。
哲君と直君と“お父さん”の会話も楽しいのですが、主人公のモノローグ的な地の文もひねりがあって、 物語の面白さを引き立てているような気が来ます。
一筋縄ではいかないお子様達と主人公の人間関係もたまりません。
続きが気になるので、ぜひとも続編を単行本化していただきたいものです。

「風邪ってさ」
「早くよくなってねって」
「心配してもらうために」
「ひくものじゃない?」
ロンリー・ハート P247 L14〜

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