貫井徳郎
警視庁人事二課の環敬吾が率いる影の特殊工作チーム。
そのメンバーのある者は私立探偵であり、托鉢僧であり、また肉体労働者である。
今回の彼らの任務は警察組織が解明し得なかった、自称・ジーニアスが企てた巧妙な誘拐事件。
『症候群シリーズ』第二弾。再び現代の必殺仕置人が鮮やかに悪を葬る! (カバー裏より)
読後感が何とも言えず良くありません。
事件は解決しているのですが、問題は解決していないと言うか…。貫井先生の作品は、こういう話が多いような気がします。
否定的ですが、面白くなかった訳じゃないんですよ。今日一日で読んじゃいましたし。
ただ、読んですっきりする話じゃないということです。
「だから、おれにはあなたのことを咎める権利はありません。同情する気もありません。ただ、それだけです」
P379 L12〜
* * *
「若者たちの失踪の背後にあるものを探って欲しい」
依頼に応えて、環敬吾はチームのメンバーに招集をかけた。私立探偵・原田征一郎、托鉢僧・武藤隆、肉体労働者・倉持真栄。
三人のプロフェッショナルが静かに行動を開始する。
暴かれる謎、葬り去られる悪。ページを捲る手が止まらない『症候群』三部作第一弾! (カバー裏より)
王道な社会派でハードボイルドでしたが、一気に読んでしまえました。
どう面白いとは言いにくいのですが、本当に面白かったです。
主人公の原田さんは、ヘタレですがいい男だと思います。頭の悪くない人は好きですね。
貫井先生の敬愛する必殺シリーズの雰囲気が良く伝わってきました。
「おはよう」
P338 L13
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